ラダー軌道システム「保守省力化・優れた環境性能」
ラダー軌道は、財団法人 鉄道総合技術研究所(現、公益財団法人 鉄道総合技術研究所)が開発した、2本のプレストレストコンクリート製の縦梁を、軌間保持用の鋼管製継材で剛結したはしご(Ladder)状の縦マクラギ「ラダーマクラギ」を用いた軌道構造です。
ラダー軌道は、保守省力化・優れた環境性能を有する、21世紀に相応しい軌道構造です。
ラダーマクラギの販売から施工方法や関連システムのご提案、施工機材の開発まで、トータルなサービスをご提供しております。
ラダー軌道の種類
- - 保守省力化効果が期待できる -バラスト・ラダー
軌道 - - 環境性能に優れた -フローティング・ラダー
軌道
バラスト・ラダー軌道
バラスト・ラダー軌道には、まくらぎ端部の沈下対策として端部閉合梁があり、バラスト上に直接敷設する「防振材なし」と、まくらぎ下面にマクラギパッドを貼付けた「防振材付き」とがあります。
フローティング・ラダー軌道
フローティング・ラダー軌道には、防振材の違いにより、ゴム製の防振装置を用いた『防振装置式』と、ポリウレタン防振材を用いた『防振材式』があります。また、防振材式には、台座の方式により、L形コンクリート台座を用いた『L形台座式』と、ダクタイル台座を用いた『ダクタイル台座式』とがあります。
防振装置式フローティング・ラダー軌道
L形台座式フローティング・ラダー軌道
ダクタイル台座式フローティング・ラダー軌道
敷設事例
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バラスト・ラダー軌道
- CLIENT神戸電鉄株式会社
- AREA 有馬線 花山~大池駅間
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防振装置式フローティング・ラダー軌道
- CLIENT南海電気鉄道株式会社
- AREA 南海本線 泉佐野駅構内
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L形台座式フローティング・ラダー軌道
- CLIENT南海電気鉄道株式会社
- AREA 空港線 泉佐野~りんくうタウン駅間
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L形台座式フローティング・ラダー軌道
(伸縮継目用)- CLIENT南海電気鉄道株式会社
- AREA 南海本線 泉大津~忠岡駅間
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横圧支持金具方式
フローティング・ラダー軌道- CLIENT京阪電気鉄道株式会社
- AREA 京阪本線 天満橋~京橋駅間
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継目用ラダーマクラギ
- CLIENT神戸電鉄株式会社
- AREA 粟生線 藍那~川池信号場
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自走式運搬台車を用いたラダーマクラギ据付作業
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中型山越器を用いたラダーマクラギ据付作業
実績
鉄道名 | 施工・納入実績(単m) |
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神戸電鉄 | 388.1 |
首都圏新都市鉄道 | 500.0 |
南海電気鉄道 | 8,271.3 |
京阪電気鉄道 | 780.0 |
近畿日本鉄道 | 277.6 |
神戸市 | 81.3 |
名古屋鉄道 | 193.8 |
阪堺電気軌道 | 12.5 |
京浜急行電鉄 | 1,061.9 |
神戸高速鉄道 | 404.4 |
阪急電鉄 | 37.5 |
名古屋市 | 35.6 |
北大阪急行電鉄 | 728.8 |
阪神電気鉄道 | 35.6 |
泉北高速鉄道 | 9.5 |
山陽電気鉄道 | 3.8 |
合計 | 12,821.6 |
2024年 3月末現在
ラダー軌道に関するリンク先
株式会社テス | http://www.tess.co.jp/info/cont/cont.html |
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株式会社安部日鋼工業 | http://www.abe-nikko.co.jp/ |
伊岳商事株式会社 | http://www.itake.co.jp/ |